ぎっくり腰の時にお風呂に入っても良いのか悩んでいませんか?
この記事では、ぎっくり腰の時期や症状に合わせたお風呂の入り方を解説します。
適切な入浴方法を知れば、お風呂で体を温め、痛みを和らげる効果も期待できます。
ぜひ最後まで読んで、安心してお風呂に入ってください。
この記事でわかること
- 症状に合わせたお風呂の温度や入浴時間
- 浴槽への安全な出入りの仕方
- 日常生活でできるぎっくり腰予防法
ぎっくり腰とお風呂|時期と症状で異なる入浴方法

ぎっくり腰でも、時期や症状に合わせた適切な入浴方法を知っていれば、お風呂に入ることが可能ですし、お風呂には血行促進やリラックス効果など、ぎっくり腰の痛みを和らげる効果も期待できます。
しかし、ぎっくり腰の状態によってお風呂の入り方には異なる配慮が必要です。
ここでは、ぎっくり腰の時期と症状に合わせたお風呂の入り方、注意点について解説します。
時期と症状別の入浴方法
ぎっくり腰になった時でもお風呂に入りたいと思うのは自然なことですが、ぎっくり腰の状態によってお風呂の入り方には異なる配慮が必要です。
急性期の入浴 | シャワーのみが推奨される |
慢性期の入浴 | ぬるめのお湯に短時間浸かることが可能 |
入浴時の注意点 | 熱すぎるお湯を避ける、転倒に注意するなど |
その他の注意点 | 入浴前後のストレッチは避ける |
入浴により症状が悪化した場合 | 症状が悪化する場合は、専門家(医師や鍼灸整骨院など)に相談 |
急性期の入浴|炎症を悪化させないために
ぎっくり腰の急性期、つまり発症から1~2日の間は、炎症を抑えることが最優先です。
炎症が起きている間は、入浴によって血行が促進されると、かえって炎症が悪化し、痛みが強くなるおそれがあります。
そこで、シャワーで済ませるのがおすすめです。
シャワーを浴びる際も、熱いお湯は避け、ぬるま湯で短時間で済ませるようにしましょう。
また、患部に熱感がある場合は、アイシングを行うことも効果的です。
15分を目安に冷やし、10分程度間隔を空けて2~5回繰り返すと良いでしょう。
慢性期の入浴|温熱効果で痛みを緩和
ぎっくり腰から3日目以降の慢性期に入ると、炎症が落ち着き、痛みが和らいできます。
この時期には、入浴が痛みの緩和に役立つことがあります。
温熱効果によって血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれることで、痛みが軽減される効果が期待できます。
お湯の温度は38~40℃のぬるま湯に設定し、15~20分程度浸かるのがおすすめです。
仙骨に40℃前後のシャワーを30秒ほど当てるのも、効率的に血行を促進する方法です。
入浴により症状が悪化した場合
入浴はぎっくり腰の痛みを緩和する効果が期待できますが、症状によっては逆効果になることもあります。
入浴中に痛みが増したり、症状が悪化するような場合は、直ちに中止することが重要です。
自己判断で入浴を続けるのではなく、医療機関に相談するようにしましょう。
ぎっくり腰でも安心|お風呂の入り方と注意点
ぎっくり腰は、お風呂に入ることで血行が促進され筋肉がリラックスし痛みが和らぐこともありますが、間違った方法で入浴することで、症状を悪化させる可能性もあります。
ここでは、ぎっくり腰でも安心して入れるお風呂の入り方と注意点について解説します。
お湯の温度|38~40℃のぬるめのお湯
お湯の温度は、38~40℃のぬるめに設定しましょう。
熱いお湯は炎症を悪化させる可能性があるため、避けるべきです。
湯船に浸かることで血行が促進され、筋肉がリラックスしやすくなります。
入浴時間|15分程度の半身浴
入浴時間は15分程度の半身浴がおすすめです。
全身浴は体に負担がかかりやすいため、避けましょう。
半身浴でゆっくりと体を温めることで、血行が促進され、筋肉や関節の緊張が和らぎます。
入浴剤|炭酸ガス入りで血行促進
入浴剤は、炭酸ガス入りのものがおすすめです。
炭酸ガスには血行促進効果があり、筋肉の疲労回復を助ける効果が期待できます。
ラベンダーやカモミールなどのリラックス効果のある香りを選ぶのも良いでしょう。
疲労回復やリラックス効果を高めることで、ぎっくり腰の痛みを和らげる効果が期待できます。

浴槽への出入り|手すりやバスボードを活用
浴槽への出入りは、手すりやバスボードを活用しましょう。
浴槽のふちに腰掛け、ゆっくりと体を沈めるようにして入ると、腰への負担を軽減できます。
入浴グリップやバスボードのような福祉用具を活用することも有効です。
体を洗う姿勢|高めの椅子に座って腰を丸めない
体を洗う際は、高めの椅子に座って腰を丸めないようにしましょう。
前かがみの姿勢は腰に負担がかかりやすいため、避けるべきです。
洗いにくい背中などは、無理に体をひねらず、スポンジやブラシなどを活用しましょう。
入浴後のケア|保温と水分補給
入浴後は、体を冷やさないように保温に努めましょう。
速やかに水分を拭き取り、温かい服装に着替えることが大切です。
また、発汗によって失われた水分を補給するために、水やお茶などを飲みましょう。
入浴後の適切なケアを行うことで、湯冷めによる症状の悪化を防ぎ、リラックス効果を持続させることができます。
ぎっくり腰予防|日常生活でできること
ぎっくり腰は、日々の悪い習慣の積み重ねが原因となる場合があります。
日頃から予防を心がけることが大切です。
正しい姿勢|腰に負担をかけない
正しい姿勢を保つことは、腰への負担を軽減するために重要です。
立っている時 | まっすぐ立ち、背筋を伸ばし、お腹を軽く引き締める |
座っている時 | 深く腰掛けず、背もたれを使用し、膝を90度に保つ |
睡眠時 | 仰向け寝、横向き寝で膝を軽く曲げる |
普段から姿勢に気を配ることで、ぎっくり腰のリスクを減らすことが可能です。
適度な運動|ウォーキングやストレッチ
適度な運動は、筋肉をほぐし血行を促進するため、ぎっくり腰の予防に効果的です。
効果的な運動 | 効果 |
---|---|
ウォーキング | 30分程度のウォーキングで全身の血行を促進 |
ストレッチ | 腰や背中の筋肉をゆっくり伸ばす |
ラジオ体操 | 全身をバランス良く動かす |
運動は、毎日継続することで効果を発揮します。
無理のない範囲で、生活に取り入れてみましょう。
コルセット|腰をサポート
コルセットは、腰を安定させ、負担を軽減する効果があります。
コルセットのタイプ | 特徴 |
---|---|
ソフトタイプ | 日常生活でのサポート |
ハードタイプ | 重労働やスポーツ時のサポート |
メッシュタイプ | 通気性が良く、夏場でも快適 |
コルセットは、あくまで補助的な役割です。
過信せず、正しい姿勢や適度な運動と組み合わせることが大切です。
ぎっくり腰に適切に対処するために
ぎっくり腰になった際は、専門家への相談や、腰痛ドクターアプリの活用も検討しましょう。
専門家への相談|適切なアドバイスを受ける

ぎっくり腰になったら、まずは専門家へ相談し適切なアドバイスを受けることが大切です。
自己判断で対処すると、症状を悪化させてしまうことがあります。
専門家は、患者さんの状態を詳しく把握するために、問診や触診を行います。
具体的には、いつ、どこで、どのようにして痛みが始まったのか、どのような動作で痛みが増すのかなどを確認します。
触診では、腰の筋肉や関節の状態を調べ、炎症や腫れの有無を確認します。
これらの情報を基に、ぎっくり腰の原因や程度を特定し、一人ひとりに合わせた適切な治療計画を立てます。
適切な治療を受けることで、痛みの緩和だけでなく、再発予防にもつながります。
腰痛ドクターアプリ|運動療法と組み合わせる
腰痛ドクターアプリは、ぎっくり腰の改善をサポートする便利なツールです。
アプリを使用することで、自宅でも手軽に運動療法に取り組めます。
このアプリは、問診機能を通じて腰痛の状態を詳しく把握します。
痛みの種類、場所、強さ、日常生活への影響などを入力することで、AIが状態に最適な運動プログラムを提案します。
運動療法は、痛みを和らげるだけでなく、腰回りの筋肉を強化し、再発を予防する効果も期待できます。
アプリでは、動画で正しいフォームを確認しながら、安全に運動に取り組めるように設計されています。
運動療法と専門家による治療を組み合わせることで、早期回復と再発予防を実現しましょう。
まとめ
ぎっくり腰の際のお風呂の入り方について、時期や症状に合わせた適切な方法を解説しました。
この記事のポイント
- 急性期はシャワーのみで炎症を抑える
- 慢性期はぬるめのお湯で血行促進
- お湯の温度は38~40℃、15分程度の半身浴がおすすめ
ぎっくり腰の症状やお風呂の入り方で気になることがあれば、専門家へ相談し、適切なアドバイスを受けてみましょう。