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ぎっくり腰でレントゲンは必要?|レントゲン検査でわかること・他の検査方法との違いを解説

ぎっくり腰でレントゲンは必要?|レントゲン検査でわかること・他の検査方法との違いを解説

ぎっくり腰で整形外科を受診する際、レントゲン検査を受けるべきか悩んでいませんか?レントゲン検査は、ぎっくり腰の原因を特定し、適切な治療を受けるために有効な検査です。

この記事を読むことで、レントゲン検査でわかること、他の検査方法との違い、整形外科医がすすめる治療法を知ることができます。

目次

ぎっくり腰でレントゲンを撮る理由

レントゲン検査は、ぎっくり腰の原因を特定するために役立つ

ぎっくり腰は、突然腰に激しい痛みが走る症状のことで、正式な病名ではありません。

ぎっくり腰においては、原因を特定し適切な治療を受けるために、整形外科でレントゲン検査を受けることがあります。

レントゲン検査では、腰椎の疲労骨折である腰椎分離症が見つかることがあり、ぎっくり腰の原因を特定するために役立ちます。

痛みが続く場合は、MRI検査をすることで、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった神経が圧迫される疾患が見つかる場合もあります。

これらの疾患はぎっくり腰と似た症状を引き起こしますが、治療法が異なるため、レントゲン検査による鑑別が重要になります。

自己判断せずに整形外科を受診し、レントゲン検査を受けて原因を特定することが、早期回復と再発予防につながります。

レントゲン検査でわかること

レントゲン検査では、主に骨の状態を確認できます。

骨の異常

レントゲン検査では、骨折、脱臼、変形、腫瘍など、骨の異常を発見できます。

例えば、ぎっくり腰の原因が腰椎圧迫骨折だった場合、レントゲンで骨折の有無を確認可能です。

また、腰椎分離症といった疲労骨折もレントゲンで確認できます。

骨の状態を確認することで、痛みの原因を特定し、適切な治療につなげられます。

MRI検査を組み合わせることで、より詳細な診断が可能に

レントゲン検査では、筋肉や靭帯、椎間板などの軟部組織は写りにくい特徴があります。

そのため、ぎっくり腰の原因が筋肉や靭帯の損傷である場合、レントゲンでは異常が見られないことがあります。

筋肉や靭帯の状態を確認するためには、MRI検査が有効です。

レントゲン検査とMRI検査を組み合わせることで、より詳細な診断が可能になります。

レントゲン以外の検査方法

レントゲン検査では骨の状態を確認できますが、筋肉や神経などの組織の状態まではわかりません。

そこで、レントゲン検査に加えて、MRI検査やCT検査、神経学的検査といった方法を組み合わせることで、ぎっくり腰の原因をより詳細に特定できるのです。

MRI検査でわかること

MRI検査は、ぎっくり腰の原因が、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの神経の圧迫によるものかどうかを判断するのに役立つ

MRI(磁気共鳴画像)検査は、レントゲンでは写らない筋肉、靭帯、椎間板、神経などの状態を詳細に評価できる検査です。

ぎっくり腰の原因が、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの神経の圧迫によるものかどうかを判断するのに役立ちます。

また、レントゲン検査では見つけにくい、腰椎の疲労骨折である腰椎分離症の発見にもつながることがあります。

CT検査でわかること

CT(コンピュータ断層撮影)検査は、レントゲン検査と同様に骨の状態を詳しく調べることができる検査です。

MRI検査と比較して検査時間が短く、閉所恐怖症の方でも比較的容易に検査を受けられるというメリットがあります。

レントゲン検査ではわかりにくい、骨折や腫瘍、感染症などの発見に役立ちます。

神経学的検査でわかること

神経学的検査とは、神経の機能に異常がないかを調べるための検査です。

具体的には、腱反射、知覚、筋力などを評価します。

ぎっくり腰に加え、足の痺れや麻痺がある場合、神経が圧迫されている可能性があるため、神経学的検査が重要になります。

問診と合わせて行うことで、より正確な診断に繋げられます。

レントゲンで異常が見つからないことも

ぎっくり腰の痛みが強くても、必ずしもレントゲンで異常が見つかるとは限りません。

なぜなら、レントゲンは主に骨の状態を評価するための検査だからです。

筋肉や靭帯の損傷、椎間板ヘルニアなどの軟部組織の異常は、レントゲンでは写りにくい場合があります。

そのため、痛みが強い場合でも、レントゲンで異常が見つからないことがあるのです。

レントゲンで異常が見つからない場合は、MRI検査などの追加検査が必要となることがあります。

レントゲン検査で原因を特定し、早期回復を目指す

ぎっくり腰は、適切な治療を受ければ比較的早く回復する可能性があります。

しかし、自己判断で放置したり、誤った対処法を行ったりすると、症状が慢性化してしまうこともあります。

早期回復のためには、整形外科を受診し、レントゲン検査や他の検査を受けて原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。

原因に応じた適切な治療を受けることで、痛みを和らげ、早期回復を目指せます。

レントゲン検査や他の検査を通じて、ぎっくり腰の原因を特定し、適切な治療を受けることが、早期回復につながる

まとめ

ぎっくり腰で整形外科を受診する際、レントゲン検査を受けるべきか迷っている方へ。

この記事では、レントゲン検査でわかること、他の検査方法との違いを解説してきました。

ぎっくり腰は放置せずに、整形外科を受診してレントゲンやその他の検査を受け、原因を特定し適切な治療を受けることが、早期回復と再発予防につながります。

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