ぎっくり腰中は神経ブロック注射が痛くない!?

優れた痛み止めができたとはいっても、ぎっくり腰の激しい痛みを薬だけで軽減させるのは難しいです。
すぐに動かなくてはならない、安静にしたいけれど休んでもいられない、痛みが激しくて眠るのも困難、という場合、
神経ブロック注射を使う方法も有効な治療法です。

ブロック注射を使うことによって、治療期間を大幅に短縮することも可能です。

ぎっくり腰の場合にペインクリニック科で行われる「腰部硬膜外ブロック注射」についてご説明します。

ぎっくり腰には神経ブロック注射が最も効果的です。
1~2回のブロック注射で症状が取れてしまう人も多いです。
これは、ペインクリニック科や麻酔科の、外来通院で行われます。

消毒後、腰の神経やその周囲に注射針を入れ、薬を注入します。
まず、予防接種に使うような注射針よりも細い針で痛み止めを注射し、皮膚の痛みを取った後に太めの針でブロック
注射を行います。
注入する薬は、痛み止め作用のほか、筋肉を緩める働き、血流を改善させ、神経の腫れを取る効果があります。

主な副作用としては、針を刺す痛みが挙げられます。
しかし、ぎっくり腰を起こしている最中は、その腰痛のために針を刺した痛み自体が感じにくくなっています。

重篤な副作用は、針穴からの感染、出血、神経障害ですが、これらは専門医の治療を受けることでかかる可能性は
極めて低いです。

ブロック注射は保険適用です。
3割負担の人ですと、初診時には3600円程度で神経ブロック注射が受けられます。
これにプラスして検査料金や内服薬、湿布薬などの料金が入り、通常6000円以内で治療が受けられます。

ブロック注射後は約30分間、ベッドでの安静が必要です。
また、高齢者や重症な症状の人の場合、安静時間が1時間以上になる場合もあります。

ぎっくり腰で悩んでいる人達がいちばん望むことは「早くこの痛みを取って、普通の生活に戻りたい」ということでしょう。
ぎっくり腰の痛みの元となる炎症を抑え、腰の血流の改善と神経の腫れを取る神経ブロック注射は、痛みを早急に取り除き、
効果的に治癒を早めることができます。